記事を自動投稿するなら、WordPress のテーマ選びの基準が変わる|無料の Cocoon にした理由

記事を自動投稿するなら、WordPress のテーマ選びの基準が変わる|無料の Cocoon にした理由 開発記録

開発記録(第9回)。AI に日本株の売買判断をさせる投資システム investTool を個人で開発しています。全体像は目次記事にまとめています。

この記事の位置づけ:本体の開発と並行して進めた、ブログの立ち上げの話

この記事の要点
  • このブログは、AI が下書きを書いて API で投稿し、人は確認して公開するだけです
  • 人が編集画面で書かないなら、有料テーマの一番の強みである「編集のしやすさ」は使いません
  • テーマは無料の Cocoon にし、記事の本文ではテーマ独自の装飾を使わないと決めました

やりたかったこと

investTool の判断と結果、開発の記録を公開するブログを作ることです。記事の数は、日々の市場のメモを含めると年に数百本になる見込みです。人がすべてを書くのは現実的ではないため、次の分担にしました。

記事の公開の流れ。人が元ネタを出し、AI が下書きを書いて REST API で下書きとして投稿し、人が確認して公開する

自動では公開しない

AI が書いた記事を、確認なしで公開することはしません。銘柄名や数値の誤りは、投資の情報を扱うサイトでは信頼を大きく損ないます。売買で決めている「AI は提案し、実行は人が行う」を、記事の公開にも当てはめました。

ブログは、契約していたレンタルサーバー(ConoHa WING)に WordPress で置いています。investTool は自宅の PC で動かし、記事だけを API で送る構成です。レンタルサーバーでも Python の実行や cron による定時実行はできますが、標準の Python がシステムの要件より古く、画面用の API サーバーや Discord の Bot のように常に動き続けるプログラムを置く用途にも向いていないためです。

テーマ選びの基準が変わった

WordPress のテーマを比べると、有料テーマの強みとしてよく挙げられるのは、編集画面の使いやすさや、見出し・囲み・吹き出しといった装飾のブロックです。

しかし、このブログでは人が編集画面で記事を書きません。

手で書くブログと自動投稿するブログで、テーマに求めるもの。編集画面の使いやすさと独自の装飾ブロックは、自動投稿では使わない。コードの色分け表示、広告を置く機能、困ったときの情報の多さは両方で必要。価格は自動投稿なら無料が合う

決め手 内容
コードの色分け表示 標準で入っている。この連載のように、開発の記録ではコードを載せるため
広告を置く機能 無料のテーマの中で充実している
情報の多さ 利用者が多く、つまずいたときに調べやすい
価格 無料。有料テーマ(たとえば SWELL は17,600円)は、1年目の収益を上回る可能性が高い

自動で投稿するかどうかで、テーマに求めるものが変わる。この観点で、無料の Cocoon を選びました。

本文でテーマ独自の装飾を使わない

あわせて、記事の本文ではテーマ独自の装飾(ショートコードや専用のブロック)を使わないと決めました。

症状
テーマ独自の装飾を使うと、API から送る本文の書き方が複雑になり、テーマを変えると記事が崩れる
原因
独自の装飾は、そのテーマの中でしか意味を持たない
対処
本文は標準の HTML だけで作り、見た目は自前の CSS で付ける

API で送る本文に独自の記法を混ぜると、書き方が複雑になって壊れやすくなります。また、将来テーマを変えたときに、過去の記事がすべて崩れます。

最初は、この決まりのせいで本文が太字だけの単調なものになっていました。そこで、要点のまとめ、注意、ポイント、つまずきの「症状/原因/対処」の表、マーカーといった部品を、標準の HTML に独自のクラス名を付けた形で用意し、見た目は自前の CSS で付けるようにしました。この記事の囲みも、その部品で作っています。

ポイント

CSS が失われても、部品は太字・表・段落として読めます。テーマに依存しない形で見た目を整えられるので、「無料テーマで始めて、収益が出たら有料テーマに移る」選択肢も残ります。

実際にどう使っているか

記事の元は、Markdown で書いた文書です。投稿するときに、Markdown を HTML に変換し、図をアップロードし、下書きとして投稿します。人は WordPress のプレビューで確認して、問題がなければ公開します。

まとめ

テーマ選びの記事の多くは、人が編集画面で書くことを前提にしています。書き手が AI で、送り方が API なら、選ぶ基準も変わりました。有料か無料かより、自分の書き方に合うかどうかで選ぶのがよいと考えています。

この記事の内容に近い書籍

※ Amazon のアソシエイトリンクを含みます。


前回:直しても再発する表記の不統一と、安全装置が別の機能を壊した話|稼働確認の1日目に見つかったこと

次回:Python から WordPress に下書きを自動投稿する|画像だけ WAF に 403 で弾かれた

当サイトは情報提供を目的としており、投資助言を行うものではありません。掲載している売買記録は仮想売買(ペーパートレード)であり、実際の取引の結果ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは免責事項をご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました